悪魔の注意をそらすため、ドラミちゃんが使ったひみつ道具が『花火』です。
悪魔の城から脱出!
悪魔に捉えられていたジャイアンやスネ夫、しずかちゃんを助け出すドラえもんとのび太。
敵の注意をそらすため、ドラミちゃんは遠くの場所から『花火』を打ち上げたのです。
大長編のび太の魔界大冒険P176:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
牢屋の見張りは空っぽになり、その隙に逃げ出すことに成功した一行。
残すは大魔王デマオンとの決戦のみ!果たして結末やいかに!?
日本古来の花火
ドラミちゃんの『花火』は、夏祭りなどでよく見られる巨大な打ち上げ式の花火です。
1人でこれだけ大量の花火を打ち上げるのは至難の業ですが、未来のひみつ道具ですし、自動打ち上げ装置などが備わっているのかもしれません。
大長編『のび太の日本誕生』では『オートマチック花火』という、投げれば自動的に打ち上がる花火が登場します。
ドラミちゃんが使っているのもこれかもしれませんが、コミック中で明確に述べられていないため、分けています。
悪魔にとって花火とは?
花火はもともと鎮魂や地域活性、記念式典などイベントとして打ち上げられることが多いですね。
「花火だ、誰が?」と悪魔のセリフがあるように、悪魔たちも花火の存在は知っているようです。
はるか昔に悪魔界に乗り込んだと言われるナルニアデスが地球の花火を持ち込み、その文化が残っていると思われます。
となると、悪魔の世界において花火はいったいどんな役割を果たしているのでしょうか?
地球侵略を狙う悪役の立ち位置として描かれているわけですが、悪魔には悪魔の生活もあるわけで、彼らの中にも死者をいたわる気持ちがある可能性が考えられます。
悪魔たちの中でも地域活性を願う人たちもいて、その目的で花火が使われるのかもしれません。
ダークな印象のある悪魔たちですが、それはあくまでも人間から見た一方的な主観にすぎず、フィルターを外して見ると悪魔たちの新しい一面が見えてくるかもしれませんね。