自分の苦手なものを他人に移すことができる『にが手タッチバトン』を紹介します。
ドラえもんにとって最悪の年
新年早々、ドラえもんは『今年はろくな年じゃない』という言葉が飛び出します。
どうやらネズミ年だからという驚きの理由なのですが、『にが手タッチバトン』で他人に苦手を押し付けようとするドラえもんをのび太は厳しくとがめます。
ドラえもんプラス5巻「スパルタ式にが手こくふく錠とにが手タッチバトン」P9:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
バトンの影響でドラえもんの代わりにネズミ嫌いを受け継いだのび太は、あらゆる場面でネズミに関するものに恐怖心を抱くのでした。
苦手を移します
『にが手タッチバトン』を使うと自分の苦手なものを相手に24時間移すことができます。
いずれまた自分に戻ってくることを考えると一時しのぎでしかないひみつ道具ではありますが、ちょっとした気分転換にはいいのかもしれません。
ほぼ強制的につかえます
苦手を移したい人がいればバトンでちょっと触れるだけで効果が発揮されます。
ドラえもんプラス5巻「スパルタ式にが手こくふく錠とにが手タッチバトン」P10:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
本人の合意なくいきなり押し付けられるわけですので、本人からすればたまったものではありませんよね。
努力で克服しよう
『にが手タッチバトン』で苦手が無くなっている間が克服のチャンスでしょう。
例えばドラえもんがネズミ嫌いを24時間だれかに移している時間を利用し、できるだけたくさんネズミとふれあい、ネズミを好きになるよう訓練するのです。
24時間後、バトンの効果が切れた時に果たしてどういう気持ちになっているのか。
時間をかければ徐々に嫌いなものを克服していけるかもしれませんね。
このひみつ道具はこの巻で読めます