『はるかぜうちわ』であおぐと春特有の現象を引き起こすことができます。
のび太の町に春を届けます
寒い冬が苦手なのび太は、『春の足音を聴く道具』で春が間近に迫っていることを知り、一刻も早く季節が変わってほしいと願います。
藤子F不二雄大全集ドラえもん10巻「はるかぜうちわ」P96:小学館
『はるかぜうちわ』を使って一時的に春を呼び寄せますが、あおぎ続けなければいけないことに限界を感じ、結局なにもせず自然の成り行きに任せることに決めたのでした。
あおぐと春になります
『はるかぜうちわ』で風を起こすと、その場所に一時的に春を呼び寄せます。
つくしが生えたり風が暖かくなったり動物が冬眠から目覚めたり、春を先取りできるのですね。
春の暖かな気候を先取りでき、多くの人に喜ばれるでしょう。
あおぎ続ける必要あり
『はるかぜうちわ』で春を満喫できる時間はわずか数分で、風がおこらなければ春は去ってしまいます。
つまり長く春を楽しみたい人は常に『はるかぜうちわ』であおぎ続ける必要があるわけですね。
多少手間に感じるかもしれませんが、春を先取りできると考えれば費用対効果は高そうです。
機械で自動化すれば楽ちんですので、少し手を加えるといいですね。
お花見がありがたくなくなるかも
桜の木に『はるかぜうちわ』をあおげば桜が咲き、年中お花見を楽しむことができるでしょう。
ただし、それをやってしまうとお花見のありがたみが感じられなくなり、風物詩としての価値が低下してしまう恐れがあります。
のび太のように、自然は自然の成り行きに任せる判断が件名なのかもしれませんね。
このひみつ道具はこの巻で読めます