『イメージベレーぼう』をかぶって頭の中で想像したものは具現化して目の前に現れます。
想像力で勝負
しずかちゃんを絵のモデルにしたいのび太。
なかなか描けないのび太にしびきれを切らしてしずかちゃんは帰ってしまいます。
そこでドラえもんは『イメージベレーぼう』でしずかちゃんのイメージ像を作るよう促すのです。
ドラえもんカラー4巻「イメージベレーぼう」P130:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
一方、ジャイアンは母ちゃんに叱られて母ちゃんの悪口を言うのですが、それが『イメージベレーぼう』で実体化してしまい、母ちゃんにバレてしまったのでした。
ドラえもんカラー4巻「イメージベレーぼう」P134:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
イメージを現実に
『イメージベレーぼう』をかぶった状態で頭の中で物を想像すると、ベレーぼうの先端から具現化します。
イメージを形にしたい時にピッタリで、想像力次第でいろいろなものを作ることができますね。
デザイナーにぴったり
これさえあればデザイン関係の職の人の仕事が捗るでしょう。
さっと目の前に実物を用意したり、アイディア段階のものを具体的に見せる時にも使えます。
問題は処理方法
一方、問題点として『イメージベレーぼう』で出現する物の処理方法があります。
ストーリーでは具体的にそれは語られておらず、のび太も次々とイメージを現実化しては出しっぱなしのまま。
時間経過で消えるのか、燃やすのか、溶けるのか?など具体的な方法は語られていません。
ドラえもんカラー4巻「イメージベレーぼう」P133:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
部屋いっぱいのクジラの立体物を放置されてしまったしずかちゃんは、このあとどうしたのでしょうか?
ベレーぼうつながり
同じベレーぼうに関するひみつ道具として、コミック34巻に登場する『みたままベレー』があります。
頭の中の記憶を紙に精密に書き出してくれる効果があり、物体として出現させる『イメージベレーぼう』との大きな違いですね。