いやな目にあうとお金がもらえる夢のようなひみつ道具『いやな目メーター』を紹介します。
のび太は百万長者?
ママにしかられ、ドラえもんから冷たい態度を取られ、のび太はご機嫌斜め。
不満な気持ちをドラえもんにぶつけていると隣のメーターが動いていることに気付きます。
『いやな目メーター』は何か嫌なことがあるとお金がもらえる機械で、ドラえもんはのび太のグチを聞いて120円儲けたのです。
ドラえもんプラス2巻「いやな目メーター」P66:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
さっそく外に持ち出すのび太ですが、非常に壊れやすいことを忘れていて、1円も稼げないうちに壊れてしまったのでした。
辛いことはお金で解決
『いやな目メーター』があればのび太のように運が悪い生活を送っていてもお金がなぐさめてくれるでしょう。
いやなこととは悪口に限らず、ケガをしたり気分が落ち込んだりネガティブな要因がすべてきっかけになるため、機械が壊れさえしなければのび太はとてつもない大金を稼いでいたかもしれませんね。
落としたら壊れます
『いやな目メーター』の唯一の欠点は壊れやすい点です。
のび太がうっかりメーターを落としてしまい、そのショックですぐに壊れてしまったのです。
ドラえもんプラス2巻「いやな目メーター」P69:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
いいことばかりが続くわけではありません。
原資はどこから?
『いやな目メーター』が生みだすお金はいったいどこから来ているのか不明です。
これと似たひみつ道具に『イシャ料しはらい機』というものがあり、あらかじめ決めておいたターゲットに嫌なことをされたとき、その人が持つ資産から自動的に慰謝料が支払われる効果がありました。
この時はジャイアンが全財産をすっかり無くしてしまい、要するに慰謝料の出どころはジャイアンだったわけですが、『いやな目メーター』はそこが不明確なんですね。
とはいえ、『フエール銀行』だって誰が金利を負担しているかわかりませんし、あまり細かい点を考えすぎてもおもしろくありませんね。
こういうものだと割り切って考えたほうが良さそうです。