止めたいこと、止めさせたいことを記入するだけでそれができなくなってしまう『キンシひょうしき』の紹介です。
ひょうしき、やりすぎ注意
どうしても禁煙できないパパのためにドラえもんは『キンシひょうしき』を使うことに。
この標識に止めたいことを書いてプスッと地面に刺すと、その周辺では絶対にそれができなくなってしまうのです。
ドラえもん27巻「キンシひょうしき」P77:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
強制的に止めさせる最終手段とも考えられますね。
ところがドラえもんとのび太がささいなことでケンカし、家中『キンシひょうしき』だらけになってしまうのです。
お互いがお互いを牽制し、廊下は通れないし部屋には入れないしトイレも使えません。
ドラえもん27巻「キンシひょうしき」P83:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
やりすぎた2人はママとパパからきつく叱られてしまったのでした。
確実に止められる最終手段
強制的に禁止してしまう力を利用することで、パパのように禁煙したり悪いクセを止めさせることができます。
時にはこのように誰かが介入して無理やり手助けしたほうがいい例もありますね。
たとえば間食をどうしても止められない時やマンガの読みすぎに困っている人など、使える場面はけっこうあるかもしれません。
影響範囲は部屋1室分ていど
『キンシひょうしき』が影響を与える範囲はかなり狭く、だいたい6畳部屋の広さと考えておきましょう。
抜くには専用のペンチが必要
『キンシひょうしき』を抜くためには専用のペンチが必要です。
これがないとあらゆるところが『キンシひょうしき』だらけになってしまい、身動きが取れなくなる恐れがあります。
キンシひょうしきを逃れる方法
もしどうしても『キンシひょうしき』に逆らいたい時は、効果が及ばない範囲に移動してしまうことです。
のび太のパパは家の中でどうしてもタバコを吸うことができず、屋根の上で吸っていたのです!
ドラえもん27巻「キンシひょうしき」P83:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
人間、その気になればどんな状況でも目的を達成してしまうという執念の強さ、もしくは恐ろしさを伝えるための『キンシひょうしき』なのかもしれませんね。