『きりがみクレヨン』で書いたイラストは本物のように動き始めます。
動くイラスト
紙相撲を作ろうとするのび太ですが、細かい造形が意外と難しいようです。
『きりがみクレヨン』を使ってドラえもんが作った紙相撲はとてもリアルで、しかも勝手に動くのです。
藤子F不二雄大全集ドラえもん11巻「きりがみクレヨン」P14:小学館
空き地で友達とたくさんイラストを描いて遊んでいたところ、ジャイアンがブロック塀に象を描きました。
大きな象のイラストにつかまってしまい、身動きが取れなくなってしまったのでした。
命を吹き込むクレヨン
『きりがみクレヨン』で描くイラストには命が宿り、自動的に動き始めます。
鳥は空を飛び、太陽は周囲を照らし、馬は駆け回るといった感じですね。
イラストは半自動
描きたいものを頭に思い浮かべてクレヨンで線を走らせると、ほぼ半自動で『きりがみクレヨン』がイラストを描いてくれます。
絵が下手くそなドラえもんでも上手なお相撲さんのイラストを描けたのはクレヨンのアシストのおかげです。
紙意外でもOK
『きりがみクレヨン』の効果があるのは紙だけでなく、ブロックや他の材質でもOK。
しかもイラストはその材質から浮かび上がる効果があるため、ジャイアンがブロック塀に描いた象はコンクリート製の頑丈な象になったのです。
藤子F不二雄大全集ドラえもん11巻「きりがみクレヨン」P18:小学館
これを応用すれば、例えば純金の小鳥を作ったり、木製の花を作ることも簡単でしょう。
持続時間は不明
ドラえもんのひみつ道具のほとんどは持続時間に制限があり、『きりがみクレヨン』も同様かと思われますが、詳細は語られていません。
いつまでもイラストたちが動き続けるとは思えませんので、子どもの遊び用にせいぜい1時間程度ではないでしょうか。
作品が動き出す楽しさ
自分が作ったものが動く様子を見るのは楽しいものです。
絵が得意でなくてもクレヨンが補正してくれますし、イメージさえできれば誰でもクリエイターですね。