雲をかためてその上に乗ることができるようになる『雲かためガス』です。
天国を再現したり遊び場をつくったり、夢が広がるガスですね。
のび太の遊び場を確保せよ
お正月の暇な時間を『三倍時計ペタンコ』を使って満喫しているのび太。
あまりにも時間を持て余してしまうため、色々なひみつ道具を使ってなんとか暇を潰そうとします。
そんな時に登場したのが『雲かためガス』。
空に浮かんでいる雲をかため、上に乗って遊ぶことができるのです。
ドラえもん23巻「長い長いお正月」P167:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
地面とは違うフワフワした感触に大喜びののび太でしたが、さすがに数時間も遊び続けると飽きてしまうのも無理はありません。
多少の時間稼ぎにはなったようですが、のび太を心から満足させるには至りませんでした。
夢のひみつ道具
「雲に乗ることができたら・・・」。
誰しもが一度は想像したことがある夢を叶えてくれるのが『雲かためガス』です。
かためた雲は地面と同じ感覚で使うことができ、雲をちぎって雪合戦をしたり、転んでも痛くない雲スキーで遊ぶことができるんですね。
ドラえもん23巻「長い長いお正月」P168:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
雲をつかった新しいスポーツが開発されることもあるでしょうし、新しい居住空間として使うことも検討されるでしょう。
大長編で大活躍
『雲かためガス』は大長編のび太と雲の王国において土台となる雲をかためるために大量に使われました。
雲の中には地上人が知らなかった雲の上の世界が存在し、そこには天上人が生活しているのです。
どうやって登るか?
仮に『雲かためガス』が開発されたとしても、はるか3000メートルも上空に人間が簡単に登れるでしょうか?
ヘリコプターはそんな高高度まで飛行しませんし、であれば飛行機の窓から飛び降りるぐらいしか方法がありません。
『タケコプター』があれば話は別ですが、『雲かためガス』が出来る頃には同時にそれに近いひみつ道具も発明されているといいですね。