朝になると頭をポカポカ叩いて徹底的に起こしてくれる『めざましロボット』の紹介です。
さすが未来のひみつ道具、人を起こす手段も進化しているようです。
家出には不必要?
両親と大喧嘩したことで家出を決意したのび太。
ドラえもんから奪い取ったいくつかのひみつ道具の中に『めざましロボット』が入っていました。
暖かくて滞在先として最適と判断した島で一休みして翌朝を迎えたのび太。
持ってきていためざましロボットに叩き起こされ、家出初日から嫌な気持ちで目覚めてしまったのび太は、吐き捨てるように言い放ったのです。
「つまんないものもってきたな。」
進化する目覚まし時計
ドラえもんの世界のように科学技術が発達した時代でも、目覚まし時計はまだまだ使われているようです。
ただし今とは違う『人を叩いて起こす』という技術が採用されています。
ドラえもん14巻「無人島へ家出」P81:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これだとほぼ確実に目覚めることができます。
コミックでは詳しく紹介されていませんが、スヌーズ機能がついていたり、叩く強度を調整する機能もあることでしょう。
どれだけねぼすけさんでも安心ですね。
自ら飛び出す使命感
のび太が無人島にひみつ道具を持ってきた時、全てを風呂敷に包んでいました。
ドラえもん14巻「無人島へ家出」P81:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
つまりめざましロボットも風呂敷に包まれていたはずなのですが、翌朝になるとなぜかめざましロボットだけが風呂敷の外に出ています。
のび太が仕掛けたわけではないところを見ると、めざましロボットが朝になったことを感じ取り、風呂敷の中から自分で抜け出して、のび太を起こしたものと考えられます。
自分の使命はご主人を起こすこと。
ただそのためだけに生まれためざましロボットは、どんな状況でも臨機応変に対応してくれる優秀な存在です。
めざましロボットのその後
無人島生活に不必要と判断されためざましロボットがその後登場することはありません。
おそらくのび太にポイッと投げ捨てられてそのへんに転がっていることでしょう。
ただ、めざましロボットの電源を完全に切っておかないと、自動的に朝を感知して頼みもしてないのに毎朝叩き起こされることになります。
これは推測ですが、はじめのうちは朝ダラダラと無人島生活を送っていたのび太も、めざましロボットに起こされるうちに規則正しい生活に目覚め、寝坊しなくなったのではないでしょうか?