『ミニ頭と脳みそ』を使うと自分の行動を一部自動化することができます。
もうひとりののび太?
同時に別々の作業をこなして効率化をしたいと考えるのび太は、ドラえもんから『ミニ頭と脳みそ』を借ります。
藤子F不二雄大全集ドラえもん6巻「手足につけるミニ頭」P163:小学館
宿題の精度を上げるために脳みそを追加すると自我を持ち、のび太の意思に反して行動するようになってしまいました。
自分の手と足に行動を支配されてしまったのび太は、果たしてどうなってしまうのでしょうか。
小さな頭たち
『ミニ頭と脳みそ』は腕時計サイズの小さな頭のこと。
体に装着して命令を下せば忠実にそれに従います。
ただし初期状態では実行する行動はレベルが低く、例えば宿題を頼んでも計算間違いばかりするなど、実用に耐えうるものではありません。
脳みそを追加できます
自動化の行動精度を高めるには専用の脳みそを追加します。
藤子F不二雄大全集ドラえもん6巻「手足につけるミニ頭」P163:小学館
チューブタイプの脳みそ(?)をちょっと追加するだけで驚くほど賢くなるのですが、この調整が難しく、ドラえもんが使いたがらない理由がここにあったのです。
賢くなりすぎは注意
賢くなりすぎた脳みそは自我を持ち、自分たちのやりたいことを優先するようになり、使い主(今回はのび太)の命令にいちいち反対するようになります。
汚いからトイレに行きたがらない足や、のび太の食事を横取りする腕など、非常に使い勝手が悪いものになってしまうのです。
適度に任せるのが吉
『ミニ頭と脳みそ』を使って行動を自動化するのには限界があります。
効率を求めすぎると勝手に動き出しますし、だからといってあまり脳みそを使わないと作業精度が低いまま。
『ミニ頭と脳みそ』に任せる作業は単純作業にのみ限定し、頭を使ったり考えたりする作業は自分で担当したほうがよさそうですね。
このひみつ道具はこの巻で読めます