金額を書くだけで本物のお金として使える『未来小切手帳』。
ということはお金がどんどん湧いて出てくる!?
いえいえ、そんなおいしい話があるわけがありません。
豪遊、のび太
お小遣いの前借りを断られたのび太は、どうしても読みたいマンガがあるためドラえもんにすがります。
『未来小切手帳』を取り出したドラえもんですが、「マンガだけにしておくように」と釘を差します。
小切手帳に好きな金額を書くだけで、本物のお金として使えることを知ったのび太は豪遊三昧!
ドラえもん18巻「お金がわいて出た話」P155:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
おもちゃにマンガ、友達へのお小遣いに車に別荘!
その勢いはとどまるところを知りません。
でも実はこれ、将来自分が得られるお金を前借りしてくるひみつ道具だったのです。
この先30年間もの間、一切お金が入ってこなくなることを知ったのび太は、大急ぎで小切手を回収しにでかけたのでした。
ドラえもん18巻「お金がわいて出た話」P159:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ご利用は計画的に
のび太のように無計画に『未来小切手帳』を使うと大変な目に合ってしまいます。
お金は好きなタイミングで使うことができますが、結局それは前借りにすぎないため、人生で稼ぐお金をすべて使ってしまうと今後生活することができなくなってしまいます。
調子にのって家や土地を購入しないよう、ご利用は計画的にするべきです。
銀行振込だとどうなるのか?
『未来小切手帳』を使ったのび太は、コミックの中で手渡しされた現金が消えてしまう現象に遭遇します。
ドラえもん18巻「お金がわいて出た話」P158:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
もらえずはずのお金が消えてしまったという大変わかりやすい構図ですが、これが例えば銀行振込みでもらう会社の給料だとどうなるでしょうか?
会社はたしかに送金処理を済ませ、その記録も残っているはずです。
ところがのび太の口座には着金と同時にゼロ表示になるとうことでしょうか?
それだとシステムのエラーということで、銀行側が何らかの対応をしてくれる可能性がありますね。
でもお金を引き出した途端に手元から消えてしまうことも考えられるため、やっぱりどういう手段を取っても『未来小切手帳』を使った分の金額は消滅してしまうことが予想されます。