『なんでも共通割引券』を使うと、日常生活のあらゆる出来事を割引することができます。
割引券でかしこく生活
ママのお小言でみっちり2時間拘束されてしまうのび太。
助けを求められたドラえもんは『なんでも共通割引券』でお小言の時間を50%引きしました。
藤子F不二雄大全集ドラえもん13巻「なんでも割引券」P464:小学館
色々なシーンで共通券を使ってお得になった気分ののび太でしたが、楽しみにとっておいた100%割引券をうっかり宿題で使ってしまい、大損してしまったのでした。
お金だけでなくあらゆる事象が対象
『なんでも共通割引券』はあらゆる事象に対する共通割引券のこと。
代金が値引きされるのはもちろんのこと、拘束時間を減らしたり、100の仕事を50にしたり(50%引き)、どんな時にも使える便利なひみつ道具です。
10%、30%、50%、70%、90%、100%の6枚つづりです。
100%は使い所が肝心
目玉はなんといっても100%でしょう。
品物をタダで入手したり、ある出来事をなかったことにしたり、自分のことを相手に完全に押し付けたり、使いみちはたくさんありそうです。
それであるがゆえに、うっかり宿題ノートに100%割引券を挟んで提出したのび太が宿題を終えたていにしてしまったのはもったいない使い方だったといえるでしょう。
お金儲けは税金が要
ずる賢いスネ夫は、100%割引券を利用して1億円のダイヤモンドを無料で手に入れ、それを売ったお金で他に好きなものをなんでも購入するというアイディアを思いつきます。
藤子F不二雄大全集ドラえもん13巻「なんでも割引券」P468:小学館
実際にこれをやろうとすると税金を考慮する必要があります。
1億円の収入であればざっくり半分は所得税で持っていかれてしまうため、実際の手取りは5千万円程度になってしまうでしょう。
それでもゼロの状態から5千万円が手に入るのであれば、やはり100%割引券の威力は恐ろしいものです。