困った時につかうとなんとかしてくれる『なんとかバチ』。
なんだかんだでうまくいくハチです。
のび太を助けるハチ
とことん運が悪いのび太。
ママのおつかい、水やり、ゴミ捨て、さらにはしずかちゃんの約束を後回しにしてジャイアンとスネ夫に追いかけられるなど散々な目にあってしまいます。
見かねたドラえもんが『なんとかバチ』でサポートするのですが、ハチのおかげであらゆる状況が好転し、用事が次々と片付いていくではありませんか!
ドラえもんプラス1巻「ハチにたのめば何とかなるさ」P127:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
のび太の知らないところで用事がすべて終わってしまったのでした。
使えばとりあえずなんとかなる
どうにもこうにも困ってどうしようもないという状況、ありますよね。
そんな時にとりあえず『なんとかバチ』を放つだけで事態が好転します。
ハチの誘導で周囲の人を動かして問題を解決したり、もしくは問題そのものを無くす働きをしてくれるかもしれません。
いずれにしても困っている人を助けてくれる優秀なハチなのです。
コミックに載らなかった理由がなんとなくわかる
プラスシリーズのお話に共通することとして、コミックに掲載されなかった理由が読んでいてなんとなくわかるというものがあります。
今回の『なんとかバチ』も効果に一部ファジー(幅がある)な部分があり、例えば他のひみつ道具にあるような大きくなる、小さくなる、消えるといったハッキリした効果が見えないところがあります。
読んでいて問題が次々に解決していく様を見るのは楽しいものの、いまいち掴みどころのない印象を受けてしまうのがプラスシリーズの特徴だと個人的に感じています。
『なんとかバチ』も道具の名称からしてもわかりますが、とりあえずなんとか場をまるく収めてくれる曖昧な感じがいかにもプラスシリーズだなぁと印象を受けてしまうのです。
このひみつ道具はこの巻で読めます