名前を書いて首からさげておくとその人になりきることができる『なりきりプレート』を紹介します。
のび太は王子様!
空き地で劇の王子様になりきって練習をしていたのび太は本物の王子様になりたいと思い、ドラえもんから『なりきりプレート』を借ります。
ドラえもんカラー1巻「なりきりプレート」P43:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
周りから王子様とあがめられて気分が良くなったのび太はスーパーマンや透明人間になって遊び回ります。
そしてジャイアンは女の子になりきってしまい、主役のシンデレラ役を申し出る結末を迎えるのでした。
ドラえもんカラー1巻「なりきりプレート」P47:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
役になりきります
『なりきりプレート』になりたい役を書き(例えば王子様など)、首からぶらさげておくと周りから本当にその人物のように見られるようになります。
誤字に注意
のび太のように国語が得意じゃない人は誤字・脱字に気をつけましょう。
のび太も王子様になりたかったのに、おじさまと書いてしまって普通のおじさん扱いされたことがありました。
設定があいまいな点が残念
『なりきりプレート』で役を演じている間、その人物の特殊能力までも引き継げるのかどうか設定があいまいになっています。
例えばのび太はスーパーマンになりきったのですが、空を飛ぶことはできませんでした。
ドラえもんカラー1巻「なりきりプレート」P46:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ところが透明人間になったとき、のび太はジャイアンやスネ夫から姿を見られることなく近づくことができたのです。
ドラえもんカラー1巻「なりきりプレート」P46:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ここからは推測にすぎませんが、能力を明示しておけばその力が使えるようになるのかもしれません。
透明人間は透明という特殊能力を持った人のことで、名前にも『透明』であることをわざわざ示しています。
一方でスーパーマンは、力が強く、空を飛び、強靭な肉体を持った人のことですが、名前で能力を示しているわけではありません。
つまり『なりきりプレート』に『力が成人男性の10倍強く、自由に空を飛び、ダイヤモンドと同じ強度の身体構造を持つ人』と細かく条件を設定することでその力を発揮できるのではないでしょうか。
コミックでここまで細かく検証はしていないので真偽不明のままですが、こういう使い方もできるかもしれませんね。