恐怖のジャイアンディナーショーを乗り切るために用意された3つのひみつ道具の1つが『成田山のお札』。
具体的な効果は不明です。
覚悟を決めた3人
ジャイアンの歌と手料理を振る舞われる『ジャイアンディナーショー』。
ファンクラブ会長でもあるのび太はなんとか出木杉くんを捕まえ、ドラえもんとともに3人で立ち向かうことを決めます。
決死の覚悟で挑むため『耳せん』『赤まむしドリンク』『成田山のお札』を準備しますが、料理を味見したジャイアンが味にビックリして倒れてしまい、ディナーショーはめでたく流れてしまったのでした。
ドラえもん41巻「恐怖のディナーショー」P150:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
使い方・効果ともに不明
『成田山のお札』はストーリーで最後まで使われることはなく、どのようにして使うか、どんな効果があるかわからずじまいのままです。
お札なのでおそらく体に貼り付け、外部からの影響(=歌)と内部からの影響(=料理)を同時に和らげる効果だと推測できます。
成田山は千葉のお寺
成田山とはおそらく千葉県にある成田山新勝寺のことを指していると思われます。
基本的にここは開運のためにお参りすることで知られていますが、それが『成田山のお札』とどういう関係があるかは不明です。
出木杉くんの男気
ディナーショーのチケットが売れないのび太が最後にたどり着いた希望が出木杉くんでした。
公園でスケッチをしていた出木杉くんはジャイアンディナーショーのことを初めて知ったようで、苦い顔をしながら渋々チケットを購入。
のび太とドラえもんは泣いて喜ぶのですが、さすが出木杉くん!と思わせるストーリーです。
おそらく出木杉くんはジャイアンの歌は聴いたことがあっても手料理の破壊力は知らなかったのではないでしょうか。
味を知りつつチケットを購入していたとすれば、自らの危険を顧みず友達を助ける出木杉くんの勇気ある行動は称賛に値します。
運動も勉強もできて人間性もすばらしい出木杉くんの株を上げるお話ですね。