簡単な病気なら子どもでも治せてしまう『お医者さんカバン』。
未来の医療技術の進歩を感じさせてくれる有名なひみつ道具ですね。
誕生、のび太ドクター
自分はカゼだと思い込んでいたのび太ですが、立派な勘違いであることが判明。
その時につかったのが『お医者さんカバン』なのですが、調子に乗ったのび太はすっかりお医者さん気取り。
ドラえもん20巻「お医者さんカバン」P30:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
しずかちゃんを診断しようと家まで押しかけますが、タイミングが悪く(?)しずかちゃんは健康体そのものでした。
噂を聞きつけたスネ夫やジャイアンを治療しているうちに薬が底をついてしまい、薬なしでしずかちゃんを診療しようとしたのび太。
怒ったしずかちゃんにボコボコにされる悲惨なラストが待ち受けていたのでした。
ドラえもん20巻「お医者さんカバン」P35:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
未来は医者いらず?
『お医者さんカバン』さえあれば、未来の世界は医者いらずですね。
いとも簡単にカゼを治してしまうということは、将来的にはカゼの特効薬も開発されているんですね。
なんとすばらしい世界なのでしょうか。
虫歯ですら『お医者さんカバン』で治すことができるので、多くの歯科医が廃業に追い込まれているのでしょう。
ポイントは薬にあり
レントゲンや顕微鏡の機能は『お医者さんカバン』の機能の一部にすぎず、ポイントはなんといっても内蔵されている薬でしょう。
診断した結果に適切な薬を処方してくれるわけなのですが、この薬があるおかげで子どもが使っても安心して病気が治るわけです。
もちろんガンや大型の病気は無理でしょうが、それでも万能薬に近い効能があることは間違いありませんね。
四次元で接続することは可能か?
『お医者さんカバン』の残念な点は薬の在庫が少ないこと。
コミックでも薬が切れたことを理由に帰宅するのび太が描かれています。
ドラえもん20巻「お医者さんカバン」P34:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
使いたい時に、治したい人がいる時にタイミングよく『お医者さんカバン』を使うためにもカバンの中身は四次元空間とし、薬の在庫を大量にかかえておくべきでしょう。
未来の技術をつかえばそれくらい簡単にできそうなものですが、医薬品の数は上限を設ける決まりでもあるのでしょうか。