なんとも大胆な発想の1人遊び『おざしきだこ』というひみつ道具の紹介です。
お部屋で過ごすお正月
のび太は『ぐ〜たらお正月セット』を使って部屋で1人きりのお正月を過ごします。
窓の外でタコが上がっている様子を見たのび太は『おざしきだこ』を取り出し、1人寂しくタコ上げを楽しみます。
ドラえもん35巻「ぐ〜たらお正月セット」P37:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
果たしてこれが本当に楽しいかどうかはさておき、念願の1人正月を満喫することができたのび太なのでした。
ありそうでなかった発想
『おざしきだこ』は現代の科学でも十分に実現可能なひみつ道具の1つだと思われます。
おでこにプロペラ、そしてタコを用意すれば簡単に作れてしまいそうですね。
一瞬で飽きる可能性あり
うまく上げるまでが大変そうな『おざしきだこ』ですが、限られた空間の中でしか遊べず、周りに誰もいない環境ではすぐに嫌になってしまう可能性が非常に高いです。
せっかくゆっくり過ごしていても虚しさだけが増えていく状況と考えられるでしょう。
シビアな操作性
『おざしきだこ』を上手に上げるためにはおでこの小さい扇風機の風向きがネックです。
タコを下から上に持ち上げるような風を送れば安定したタコさばきになりますが、少しでも横を向いたり疲れたからといって首を回したりすると、一瞬でタコは落下してしまうでしょう。
運動神経はゼロののび太ですが、こういうことは意外と器用にやってのけるのですね。
怪我に注意!
顔の大きさもないプロペラでタコを浮かせるには、かなり速い回転が必要です。
そんなプロペラが目の前でむき出しの状態で回っているわけなので、誤って手を入れてしまうと大怪我をするかもしれません。
年齢制限を設けるべきでしょう。
このひみつ道具はこの巻で読めます