3年かかる真珠製造をたったの3ヶ月に短縮する『しんじゅ製造アコヤケース』です。
人が入れるほどの大きさをしているのが特徴です。
ママの真珠を作ろう
しずかちゃんのママが持っている真珠のネックレスを外に持ち出し、はずみで無くしてしまったしずかちゃん。
『しんじゅ製造アコヤケース』を使うと新しい真珠を3ヶ月で製造できますが、ママが急いで探しているのにとても3ヶ月も待てません。
ドラえもん28巻「しんじゅ製造アコヤケース」P186:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
『タイムふろしき』とのあわせ技でわずか30分で真珠を作ったしずかちゃんは事なきを得ました。
最後はスネ夫がアコヤケースに入ってしまい、世にもめずらしい人型の真珠が出来上がったのでした。
ドラえもん28巻「しんじゅ製造アコヤケース」P190:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
真珠の価格破壊、待ったなし
希少価値があるからこそ高値で取引される真珠ですが、『しんじゅ製造アコヤケース』が開発されると真珠はあっという間に価値が無くなるでしょう。
『タイムふろしき』と併用するとわずか30分しかかからないことも判明しましたので、子どものおもちゃレベルの値段になっても何ら不思議ではありません。
危険性、大
スネ夫のように誤って閉じ込められるケースが想定されるので、小さい子ども一人で使ってはいけません。
ケースを片付けようとしてたまたまドラえもんが気付いたからよかったものの、下手をするとスネ夫行方不明の大事件に発展していたかもしれません。
男らしくないジャイアン
もとはといえば真珠のネックレスを持ち出したしずかちゃんが悪いのですが、ネックレスを切った責任はジャイアンにあります。
途中まで一緒に探すのは当然としても、その後なにもなかったかのようにその場を逃げ出すジャイアン。
土壇場で男らしさを発揮するのがジャイアンの魅力なのに、こういう行動をとると評価が下がってしまいます。
小学生なので怖くなってその場から逃げたといえば理解できますが、しずかちゃんをなだめて『きっとなんとかする』というのび太の姿勢に男気を感じますね。