対象物の過去の足取りを追跡することができる『そのときどこにいた』というひみつ道具を紹介します。
パパの書類をさがせ
会社の重要書類を家に持ち帰って無くしてしまったパパ。
ひみつ道具『そのときどこにいた』を使ってドラえもんとのび太は捜索を開始します。
ドラえもんプラス3巻「そのときどこにいた」P52:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
パパの靴の動きを頼りに情報をさかのぼり、酔っ払ったパパの行動を追いかけ、見事2人は書類の在り処を発見することができたのでした。
ドラえもんプラス3巻「そのときどこにいた」P53:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
時間を逆行して調査します
『そのときどこにいた』を使うと、指定した時間だけ周囲の物の動きが逆回転し、元のあった場所を調べることができます。
のび太はこれを利用してインク瓶で汚れた家計簿を直したり水濡れした畳を元に戻すことができたのです。
2通りの使い方
『そのときどこにいた』は2つのモードが搭載されていて、目的にあわせて使うことができます。
指定時間を巻き戻す
基本的な使い方がこちら。例えば10分前に設定し、10分前にあった場所に物が戻るようにできます。
時間逆行連続サーチモード
こちらは時間があいまいな時にビデオの巻き戻しのように連続して行動を観察することができます。
例えば迷子の子どもがいて親とはぐれた場所を探す場合、このモードを使うことでこまかく途中の様子を逆回ししながら探すことができるのです。
似たひみつ道具
時間を巻き戻すひみつ道具にはいくつか種類があります。
全世界の時間に影響を与えるものもあれば、指定した一部の箇所にだけ作用するものもあり、『そのときどこにいた』と同じで用途に合わせて使う必要がありますね。
このひみつ道具はこの巻で読めます