缶を開けた人の蜃気楼を作り出す不思議な缶『そんざいかん』というひみつ道具の紹介です。
大量のそんざいかん
どうにも宿題に熱が入らないのび太の姿を見たドラえもんは『そんざいかん』を取り出し、のび太の先生に明けてもらうことで先生の蜃気楼を作りました。
ドラえもん36巻「そんざいかんがのぞいてる」P38:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
便利な『そんざいかん』を使ってしずかちゃんの蜃気楼を部屋に飾りたいと考えたのび太。
途中でジャイアンやスネ夫、出木杉くんの邪魔が入ったものの、なんとかしずかちゃんの缶を手に入れることに成功しました。
ドラえもん36巻「そんざいかんがのぞいてる」P42:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
最後は出木杉くんを陥れようと企てますが、誤って自分の『そんざいかん』をしずかちゃんのお風呂に設置するミスを犯します。
人の観賞におすすめ
『そんざいかん』から出現する蜃気楼はその人のリアルタイムの様子を反映します。
言葉は聞こえませんが、まるで本人が目の前にいるかのようなリアルさがあります。
ラベリングが必要
一度つかった『そんざいかん』のフタを閉めると蜃気楼が消え、使用済みの缶を開けると再び同じ蜃気楼が登場します。
のび太のように使い間違えないように缶には名前シールなどを貼って対策しておくべきですね。
憂さ晴らしは虚しいだけ・・・
のび太は日頃の憂さ晴らしとして、ジャイアンとスネ夫の蜃気楼をペチペチ叩きます。
もちろん蜃気楼ですのでいくら殴ったところで相手は無傷なのですが、のび太は「スッとした」と感想を言っていますね。
ドラえもん36巻「そんざいかんがのぞいてる」P41:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
当の本人が満足するならそれでいいのですが、なんとも虚しさだけが残る気もしますね。
このひみつ道具はこの巻で読めます