広い空を自由に移動することができる『空飛ぶ木馬』を紹介します。
アラビアンナイトとのつながり
広い広い砂漠を歩くドラえもんたち。
水を求めてウロウロするスネ夫は、夜の空を飛ぶ『空飛ぶ木馬』を目撃します。
大長編のび太とドラビアンナイトP106:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
長旅の疲れで見間違えだろうと思いこんでいたスネ夫ですが、実はシンドバッドが持つ不思議なコレクションの1つだったことが後に判明します。
空の散歩にどうぞ
空を飛ぶことができる木馬、それが『空飛ぶ木馬』です。
メリーゴーランドにあるような馬の姿をしていて、見た感じ乗り心地はあまり良さそうではありません。
ヒヅメが地面に当たった時にカッポ、カッポという音を立てて空を飛ぶのが特徴です。
ドラえもんの道具ではない
実はこの『空飛ぶ木馬』、厳密にはドラえもんが出したひみつ道具ではなく、シンドバッドのコレクションの1つです。
タイムトラベラー(未来人)がシンドバッドに助けられた恩返しとしてプレゼントした未来の道具で、本来シンドバッドの時代には存在し得ない乗り物です。
分解装置つき
『空飛ぶ木馬』は精密な機械です。
外部からの強い衝撃を与えると、ショックでうまく飛べなくなるどころか、調子がおかしいまま使い続けると自動的に分解して落下してしまうのです。
大長編のび太とドラビアンナイトP184:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
魔神の強烈な一撃を受け、砂に沈み、高速移動を強いられた木馬は、無残にもパーツ単位でバラバラになってしまったのでした。
少しでも調子がおかしいと感じたら、即修理に出すのがよさそうですね。
このひみつ道具はこの巻で読めます