小さくした昆虫を思いのまま操虫(そうちゅう)することができる『操虫かん』を紹介します。
昆虫と大空へ
スネ夫の自家用機の自慢話をうらやましがるのび太に対し、ドラえもんは『コンチュウ飛行機のりこみ用タラップ』と『操虫かん』を取り出します。
昆虫を捕まえてタラップから乗り込み、自由に操って空を飛ぶことができる画期的なひみつ道具なのです。
ドラえもん27巻「コンチュウ飛行機にのろう」P48:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
クモの巣に昆虫がひっかかるトラブルなどを乗り越えつつ、ジャイアンが選んだのはなんとハエ。
そのまま家に戻るとジャイアンの母ちゃんにハエたたきで一発KOをくらってしまったのでした。
ドラえもん27巻「コンチュウ飛行機にのろう」P53:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
昆虫をコントロール
『操虫かん』を取り付けると昆虫を人間の意思で自由に操ることができます。
運動神経の悪いのび太でさえ簡単に乗りこなせていたところを見ると、自分の手足のような感覚で操作できるのでしょう。
虫嫌いにはちょっときついかも?
『操虫かん』は昆虫に直接取り付ける必要があります。
そもそも『コンチュウ飛行機のりこみ用タラップ』で昆虫に触れる時点で拒否反応が出る人も少なくないはず。
例えば怖い生き物を優しく写してくれる『ファンタグラス』を一緒に使うなどすれば怖さも軽減できるでしょう。
弱肉強食の世界に注意
しずかちゃんが乗ったチョウチョがクモの巣に捕まってしまうシーンがありますが、特に小さくなった人間は注意が必要です。
ドラえもん27巻「コンチュウ飛行機にのろう」P52:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
動物の世界は人間が考えられないほどにシビアな弱肉強食の世界。
食うか食われるか、まさに命を削る日常が繰り広げられているのです。
うかつに手を出すと自らの命を落とす結果も考えられるため、万全の注意を払って虫の世界を楽しむことをおすすめします。