砂の上を疾走する『砂船』の紹介です。
砂漠に広がる広大な海
無事にしずかちゃんを見つけ出すことに成功したドラえもんたち。
シンドバッドの王様のコレクションの1つ『砂船』に乗って、砂漠の航海を楽しみます。
大長編のび太とドラビアンナイトP149:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
そこにはイルカやクジラも放し飼いにされていて、砂の上にいるのに気分はまるで海のよう。
なんとも不思議な時間を過ごしていた一行ですが、お城の異変を知らせるブローチが突然鳴り始めたのです。
砂を走る船
『砂船』はその名のとおり砂の上を走る船のこと。
船体は砂の中に沈み、浮力で浮くようです。
砂による抵抗も受けることなく、すいすい進む姿は本物の船のようですね。
帆船に見えるけど
『砂船』は風を受けて走るとされていますが、未来のひみつ道具であることを考えると、自走できるモーターを搭載している可能性が大いに考えられます。
もしくは弱い風でも増幅して使える仕組みかもしれませんし、いずれにしても普通の帆船とは違う構造である事はほぼ間違いないでしょう。
ほとんど自動操船
船は通常複数人が乗船して操船するものですが、『砂船』は王様1人で操れるほど簡単操作にできています。
未来の技術を駆使し、ほとんど自動操船になっており、1人だけでも優雅な砂の旅を楽しむことができるようです。
砂漠を独占するシンドバッド
それにしてもこのシンドバッド、砂漠をまるで我が物顔のように独占している様子が気になります。
約1200年も昔の世界のことですから、広大な砂漠は魔境の1つだったはず。
そのためシンドバッドが砂漠を私物化していたとしても、人々は危険を犯してまで砂漠を越えようとはせず、いくら私有地として使っていても問題なかったと思われます。
現代のように様々な技術が発達した世界では、いかに砂漠が広いと言えど、王様のコレクションが存在すると大きなニュースになる事は間違いないでしょう。