『刷りこみたまご』でうまれた感情を消す『刷りこみを消すヘルメット』です。
これがなければ相手が一方的に慕われ続ける人生になってしまいます。
しずかちゃんの感情をコントロール
『刷りこみたまご』を使ってなんとかしずかちゃんの気持ちをひきたいと考えるのび太。
『ストレートホール』で多少強引にしずかちゃんを捕まえますが、なんとしずかちゃんは出木杉くんに恋心を抱いてしまうのです。
その気持ちをリセットするのが『刷りこみを消すヘルメット』ですが、出来杉くんのイケメンセリフにすっかり心を奪われたしずかちゃんなのでした。
ドラえもん37巻「たまごの中のしずちゃん」P141:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
刷りこみたまごとセットで持っておきたい
相手の感情を一方的に支配してしまう『刷りこみたまご』は非常に強力なため、『刷りこみを消すヘルメット』と必ずセットで揃えておきたいところ。
誤って使ってしまってからでは遅いのです。
心までイケメン出木杉くん
「機械に頼ってしずかちゃんの気持ちをコントロールしたくない」。
出木杉くんがしずかちゃんに伝えた言葉です。
このセリフをきっかけにしずかちゃんはますます出来杉くんへの恋心を募らせるわけですが、彼は心までイケメンなのですね。
ドラえもん37巻「たまごの中のしずちゃん」P141:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
成績優秀・運動神経よし・見た目イケメン・心もイケメンとなれば向かうところ敵なしです。
普通に考えればしずかちゃんが出木杉くんに惹かれるのはごく自然なことなのですが、のび太はこの強敵をどうやって攻略していくのでしょうか。
救いを示すめずらしい例
ドラえもんのひみつ道具は基本的に効果を発揮したらそのまま放置する回が多く存在します。
例)『あいあいパラソル』でおじさんを好きになったドラえもんはその後どうなったのか?など
ただし『刷りこみを消すヘルメット』はきちんと効果を打ち消す方法を示しためずらしい例の1つとして考えられます。
昔は読者の想像力にゆだねられていたストーリー展開も、この頃になるとしっかり道筋を立てる風潮になったのでしょうか。
ドラえもんは世の中を反映する鏡なのかもしれませんね。