食べ物の絵や写真に『食品視覚化ガス』をふりかけると、見るだけで味を感じてお腹が膨れる効果があります。
これでもう食べ物に困りません
ドラえもんがドラやきの写真を眺めて一言「ああ、おいしかった」とつぶやきました。
ドラえもんは写真を見ただけで食事ができる『食品視覚化ガス』を使ってドラやきを堪能していたのです。
ドラえもん42巻「目は口ほどに物を食べ」P38:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
身の回りの写真に『食品視覚化ガス』をつかって食事を楽しむ2人はママの手料理を待っていたのですが、ママはレシピを調べるうちにお腹がいっぱいになってしまい、結局本を眺めただけで終わってしまったのでした。
忙しい人向けのひみつ道具
『食品視覚化ガス』は食事の時間さえ取れない忙しい人向けに開発されたひみつ道具です。
ガスをかけた写真を眺めるだけで口いっぱいに味が広がってお腹も膨れるというなんとも便利な効果があるのです。
大勢で見ても減りません
お手軽な『食品視覚化ガス』のもう1つのメリットは、写真や絵なので大勢で見ても減らないところ。
ドラえもん42巻「目は口ほどに物を食べ」P45:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
世界の食糧問題が一気に解決しそうですが、一方で食品業界や農家など広い範囲に影響が出そうです。
人は食事に何を求めているのか
味もいいしお腹も膨れるし満足感たっぷり。それにも関わらずのび太のパパは「どうもなんだかひとつ・・・」と腑に落ちない様子を見せます。
ドラえもん42巻「目は口ほどに物を食べ」P45:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
確かに食事はできるけれども何かが足りない。パパはそうつぶやいているのです。
人は食事に何を求めているのでしょうか。
おそらく野比家はほぼ毎晩家族そろって食卓を囲んでいると思われます。
パパからすると一家団欒の貴重な時間が無くなってしまったことに「どうもなんだか」とぼやいているのではないでしょうか。
食事には動物的欲求を満たすだけでなく、多くの人が食事の時間を共有することによる一体感やつながり、一体感なども同時に叶えてくれる効果があるのでしょう。