トンネルをくぐればタイムスリップ!『タイムトンネル』の紹介です。
未来から戻れなくなる?
未来デパートから送られてきたひみつ道具の試供品を持ち出すのび太。
しずかちゃんと一緒に植えた木がちゃんと育つかどうか、『タイムトンネル』の試供品をつかって10年後の世界にタイムスリップします。
ドラえもんプラス3巻「ドラえもんがいなくてもだいじょうぶ?」P29:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ところが試供品なので1回つかって壊れてしまい、2人は未来の世界から帰ることができなくなってしまったのでした。
中をくぐってタイムスリップ
『タイムトンネル』はトンネルをくぐって指定した時代に移動する機能があります。
いわば『タイムマシン』のトンネル版といったところでしょうか。
大長編『アニマル惑星』に登場する『どこでもガス』にも似た性能ですね。
試供品と製品版の違い
のび太が使った『タイムトンネル』は試供品でしたが、製品版との違いは次の2点です。
- 試供品はビニル製、製品版は強化プラスチック製
- 試供品は1回きり、製品版は何度でも
試供品はコストを抑えるため安価なビニル製で、一度つかうとふにゃふにゃになって壊れてしまいます。
ドラえもんプラス3巻「ドラえもんがいなくてもだいじょうぶ?」P31:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
製品版はしっかりした構造のようで何度でも使うことができるようです。
試供品とはいえ欠陥では?
時代移動が目的の『タイムトンネル』の試供品は1度つかうと壊れてしまいますが、試供品とはいえせめて2回つかえるようにしておくべきでは?と感じてしまいます。
行ったら帰る。この当たり前のことができなければのび太たちのように移動した先から戻れなくなってしまうのです。
未来の世界では誰でもお手軽に時間移動ができるため、『タイムトンネル』に頼らなくても戻る手段が存在する前提で製造されたのかもしれませんね。
このひみつ道具はこの巻で読めます