『宇宙クリーム』を体に塗っておくと、宇宙空間に放り出されても体に影響なく過ごすことができます。
宇宙服の代わりをするクリームです。
理想の星をつくろう
地球に生まれて損をしたと嘆くのび太は、ドラえもんと一緒に理想の星作りをスタートします。
銀河系にちらばる星を作り変えることで、自分たちが住みやすい星にするというのです。
その作業のためにドラえもんが取り出したのが『宇宙クリーム』。
これを体に塗ることで宇宙服と同じ役割をし、人間が宇宙空間に出ても問題ないようにするのです。
ちなみに、ドラえもんはロボットなので塗る必要はありません。
苦労のすえに出来上がった理想の星は、地球よりも時間が早く流れるのが特徴で、なぜかのび太とドラえもんにそっくりな生物が誕生していて、自分たちと同じようにぐーたら生活をしていたのでした。
ドラえもん18巻「しあわせのお星さま」P121:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
未来の世界の大発明
本物の宇宙服は1着でも数億円する超高級品です。
『宇宙クリーム』の値段はハッキリしませんが、ドラえもんでも手にしているところを見るとそれほど高価なものではないことがわかります。
体に塗るだけでOKというお手軽さも嬉しく、行動範囲に制限がないのもいいですね。
塗り残しはどうなるのか?
『宇宙クリーム』は全身にくまなく塗り込む必要があるクリームのようです。
ドラえもん18巻「しあわせのお星さま」P113:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
上のコマでは、のび太は全裸になってクリームを塗っているのがわかりますね。
これもし、塗り残しの部分があると一体どうなるのでしょうか?
そこだけ生身の体なので、部分的に体がつぶれてしまうという恐ろしい事態が引き起こされてしまうのでしょうか・・・。
テキオー灯が全てを解決
これより先、『テキオー灯』が開発されることで『宇宙クリーム』はその役目を取って代わられます。
万能なテキオー灯さえあれば宇宙だろうが深海だろうがどこでも行けるようになるのですが、もしテキオー灯が壊れた時の予備品として『宇宙クリーム』のような代用品を持っていくのはありですね。