本来もらえるはずだったお年玉が自動的に入金される『自動ふりこみお年玉通帳』です。
誰にも会わず、お年玉だけ欲しいそんなあなたにぴったりのひみつ道具ですね。
人に会いたくないお正月
のび太はせっかくのお正月を誰にも会わず自室で1人で過ごそうとしています。
『ぐ〜たらお正月セット』はそんな願いを叶えてくれるひみつ道具ですが、その中に『自動ふりこみお年玉通帳』があるのです。
本当だったらもらえるはずだったお年玉が自動的に入金される便利な機能があり、勝手に通帳が記帳されるのです。
ドラえもん35巻「ぐ〜たらお正月セット」P36:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
お財布は満たされたのび太でしたが、夕方になるとなんともったいない時間の過ごし方をしたのだろうと後悔することになるのでした。
お金だけがもらえます
『自動ふりこみお年玉』は便利なもので、通帳を見ているだけで自動的にお金が増える様子がわかります。
増える残高を見てにんやり笑うもよし、大いに散財するもよし、貯金もよし、好きなようにつかいましょう。
現金はどうなるのか?
のび太の家に最初にやってきたのはおじさん(どのおじさんかは不明)で、5000円のお年玉をもらいました。
ドラえもん35巻「ぐ〜たらお正月セット」P36:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
果たしてこの時、おじさんの手持ち現金が物理的に消えてしまったのか、それとも口座残高が減ったのか、どういう処理がなされたか不明です。
おじさんにしてみれば、『人払いごへい』の影響でのび太の存在が無いことになっているため、ドラえもんにだけ5000円をあげるつもりが、気付いたらお財布からさらに5000円(のび太の分)が消えていることになるのです。
これを知ったおじさんはどんな反応をするのでしょう?
消えた5000円を徹底的に追求するのか、もしくはそれも『人払いごへい』の影響で何も気付かなかったことにするのか、細かい設定は一切不明です。
まぁこの辺りを追求しはじめるとドラえもんの良さが無くなってしまうので、オブラートに包んでおくことにしましょう。