甘いものに寄ってくるアリから守るための『アリがたからないためのクスリ』。
空き地で繁殖しているお菓子にアリがたからないようにするためにドラえもんが使いました。
お菓子をアリからも守ろう
お菓子を無限に増やしたいのび太は、ドラえもんの『おかし牧草』を使います。
1時間おきに草を与えなければいけないというハードルを超えるため、ドラええもんは空き地に『おかし牧草のたね』をまき、草が繁殖するように仕掛けます。
順調に増えてきたお菓子ですが、アリにたかられてはいけませんので、ドラえもんが『アリがたからなためのクスリ』を散布したというわけですね。
ドラえもん24巻「おかし牧場」P61:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
未来のひみつ道具なのでさぞかし効果があることでしょう。
お菓子はどんどん増え、夢のお菓子牧場が完成したのでした。
ドラえもん24巻「おかし牧場」P62:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
未来の世界でもアリ被害あり
ドラえもんの世界にもアリ退治の薬があるところを見ると、人間へのアリの被害はずーっと残り続けるんだなということがわかりますね。
今回登場した『アリがたからないためのクスリ』はあくまでもアリによる被害を防止するためのもので、アリそのものを退治するわけではないことに注意が必要ですね。
果たしてこれはひみつ道具といえるのか?
現代でもアリを寄せ付けないための家庭用品はいくつか販売されています。
むしろ今の世の中、アリを寄せ付けないというよりもアリを退治したり巣ごと破壊するなど、未来の世界よりもよっぽど攻撃的な手段を使っているのではないでしょうか?
それが未来の世界には『アリをよせつけない』程度に抑えられているところを見ると、ひょっとすると近い将来アリを駆除し続けることで何らかの大きな不都合が生じ、未来の世界ではアリとの共存をはかるようになるのかもしれませんね。
完全にこれらは推測の話ではあるものの、色々と空想をめぐらせるのも楽しいものですね。