『バタバタフライ』を装着すると蝶のように空を飛ぶことができます。
宙を舞うめずらしい蝶
庭の蝶を見ていたのび太は、蝶のように飛べたらと空想します。
ドラえもんは『バタバタフライ』を取り出し、しずかちゃんも誘って空の散歩を楽しみます。
ドラえもんカラー1巻「バタバタフライ」P152:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
裏山で遊んでいたところをジャイアンとスネ夫に邪魔されるいつもの流れがありますが、おいしい『はなジュース』で癒やされる一行なのでした。
蝶のように舞うひみつ道具
『バタバタフライ』を背中に背負って羽を動かすと蝶のように空を飛ぶことができます。
『タケコプター』のように飛ぶだけでなく、独特な上下運動を伴った不規則な動きになることが予想されます。
羽の面積が広いため、風の強い日に使うと流されてしまう恐れがありますね。
蜂バージョンもあるよ
『バタバタフライ』には蜂バージョンもあり、大きな針を使って相手を攻撃することができます。
ドラえもんカラー1巻「バタバタフライ」P156:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
蝶と違って素早い動きで対象物に向かって飛ぶのが特徴的ですね。
小学生向けの内容
もともと『バタバタフライ』は小学一年生の雑誌で掲載されたストーリーです。
読者は小学一年生を想定したものなので道具の性能もシンプルで、難しい内容ではありません。
老若男女だれでも理解できて、それでいて大人でさえ惹きつけてしまう魅力を伴うストーリー設定は、さすが藤子先生といったところでしょうか。
似たひみつ道具
昆虫を操って自由に空の旅を楽しむ『操虫かん』がコミック27巻に登場しました。
近くを飛ぶ昆虫に乗り込んでコントロールするひみつ道具ですが、『バタバタフライ』と似て非なるものです。
自由度の点では『バタバタフライ』のほうがはるかに高く、生き物を支配しているという罪悪感もなく、飛びたいときにいつでも使えるメリットもありますね。
また、のび太が自ら考案したスポーツ『バタバタヒラヒラ』で使う『強力うちわ風神』でも、蝶に似た動きが可能でしょう。
こちらはそれなりに練習が必要なのと、万が一うちわを落としてしまった時の対処法を考えておく必要がありますね。