特定の言葉を記録し、食べた人に言葉をCMさせる『CMキャンデー発射機』を紹介します。
クリスチーネ剛田の大躍進
どうしてもミニ四駆が欲しいのび太はドラえもんから『CMキャンデー発射機』を借り、無事ミニ四駆を手に入れることができました。
ドラえもん39巻「虹のビオレッタ」P187:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
一方その頃ジャイアンは愛しい妹ジャイ子が自費出版した漫画を世の中に広めるべく走り回っています。
ドラえもんとのび太が『CMキャンデー発射機』を使って宣伝するとあっという間に人気に火が付きます。
自称漫画オタクの人いわく、ジャイ子は将来見込みがあるようで、ますます今後の活躍が期待されますね。
ドラえもん39巻「虹のビオレッタ」P191:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
認知度アップ、強制購買
『CMキャンデー発射機』を食べた人は会話の至るところに特定のキーワードを入れるようになり、その言葉を聞いた人はどうしてもそれが欲しくなる効果があります。
キャンデーを食べる人が増えれば増えるほど効果は広まり、一度人気に火がつくとあとは自然に売れることでしょう。
悪用厳禁
強制的に購買にむすびつけるため『CMキャンデー発射機』を悪用することはやめましょう。
本当に質がいいものを売るならまだしも、押し売りのようにするといずれは自分の身を滅ぼすことになりかねません。
商売の鉄則
ジャイ子の漫画はたしかに質が高いのかもしれませんが、販路が構築され、認知度がないと売れないことがこの話からわかります。
いいものを作れば自然に売れるというのはまさに幻想で、しっかり考えられたマーケティングが大切だと身にしみて感じますね。
『遠写かがみ』で潰れかけた和菓子屋の売上を回復させる話がありましたが、それも全く同じこと。
果たしてジャイ子の漫画は今後どのように認知度が高まっていくのでしょうか。