指定した人の立体コピーをその場に呼び寄せることができる『コピーとりよせ機』。
触れることもできるまさに夢の機械といえるでしょう。
翼ちゃんがのび太の家にきた!
大好きなアイドル翼ちゃんに会いたい一心でドラえもんは『コピーとりよせ機』を出します。
指定した人の立体コピーを出現させるひみつ道具で、翼ちゃんがのび太の部屋に登場したではありませんか!
ドラえもん29巻「翼ちゃんがうちへきた」P172:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
一緒に写真を撮って楽しむ中、しずかちゃんやジャイアンの望みも叶えて憧れの有名人と一緒の時間を過ごすはからいをするドラえもん。
最後はスネ夫のウソがバレてしまい、ジャイアンにギタギタにされてしまったのでした。
ドラえもん29巻「翼ちゃんがうちへきた」P179:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
本人の知らないところでコピー作成
『コピーとりよせ機』の恐ろしいところは本人が知らないところでコピーが作られてしまう点にあります。
コピーを動かすと本人にも同じ動作が伝わってしまい、自分の意思に反した行動を取ってしまうのです。
人気アイドルや有名人は怖くて普通の生活が送れなくなってしまうかもしれません。
プライバシー侵害に注意
本人の行動がまるまるバレてしまう『コピーとりよせ機』はプライバシー侵害の恐れがあります。
あらゆる言動が筒抜けになるため、会話はおろか一挙手一投足にまで注意しなくてはいけません。
コピーを見ている側からすれば楽しい干渉目的としか思っていなくても、本人からすればこれ以上に恐ろしいものはありませんよね。
隠し事のない世の中へ
おそらく未来の世界は誰に対しても隠し事ができない誠実な人が溢れる世の中になっているのでしょう。
誰でもお互いのことを監視して嘘偽りのない世界。
息苦しいかもしれませんが、こんなひみつ道具が開発されてしまっては仕方のないことかもしれません。