『コース決定機』を使うとどんな物の進路も無理やり決めることができます。
台風から家を守れ
大型の台風が近づく中、屋根の修理をするためにパパはのび太に釘を買うお使いを頼みます。
ところがのび太はその途中で道草ばかり。
ドラえもんカラー6巻「コース決定機」P127:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
おかげで釘が買えず、もう家が台風のせいで壊れてしまう!という時、ドラえもんは『コース決定機』で台風の進路を勝手に変更してしまったのです。
のび太の家は被害を受けることなく、無事台風は過ぎ去りました。
何でも進路を変更します
『コース決定機』で指定したものは自由に進路を決めることができます。
対象物が人間や人はもちろん、自然災害(台風)であってもおかまいなし。
当の本人は自らの意思に反して動いてしまう現象に驚くことでしょう。
ドラえもんカラー6巻「コース決定機」P129:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
水面上でも有効
ドラえもんがやったように台風の進路を書き換える場合、海の上でも線を引くことができます。
波で消されたりはしないようですが、おそらく役目を果たすと自動的に消去されるものと思われます。
紙や地面ならまだしも、水にも書ける線というのはさすが未来の技術を感じさせる円ですね。
長距離には向きません
『コース決定機』は便利な反面、移動する経路を事前に指定してやる必要があります。
仮に対象物を100m移動させたいと思うなら、あらかじめその線を100m引いておかねばならず、距離が長くなればなるほど事前準備が大変になるというわけです。
地図を使って縮図上で機能できれば楽ちんなのですが、あくまでも効果があるのは実線だけのようです。
時間指定ができれば嬉しい
『コース決定機』がいまいち使いづらいと感じるのは動き始める時間指定ができない点かと思います。
書き終えた時点で対象物が動き始めるため、もしこれが時間を指定して何分後に動き出すよう指定ができると、例えば車の自動運転や通勤、通学などで便利に使えそうです。