『動物粘土』で生き物の形をつくると、それが本当に動き出します。
のび太の地底人を創るために使われました。
新しい命を吹き込む粘土
地底人の存在を信じるのび太は『異説クラブメンバーズバッジとマイク』をつかってそれを実現しようとします。
地下(地球の内部)に広がる広大な地下帝国の最初の地底人を創るためにのび太は『動物粘土』で粘土細工をします。
ドラえもん23巻「異説クラブメンバーズバッジ」P121:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
出来上がった地底人は丸っこく、どことなくドラえもんを連想してしまいますね。
この地底人がどんどん増え、地底国は急速な進化を遂げるのです。
自分で意思を持つ生き物の完成
見た目はただの粘土ですが、実際につかってみるとその凄さがわかります。
自らの意思で動く全くの新種生物を生み出すわけなので、やっていることは神様そのもの!
自分好みの容姿でそろえることができ、手先が器用な人はお得ですね。
創り損じは注意
のび太が最初に創った地底人は恐ろしい怪獣のような姿をしています。
ドラえもん23巻「異説クラブメンバーズバッジ」P121:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
実はこの失敗作をそのまま捨ててしまったがため、怪獣は意思を持って動き回るようになり、地底人の町を襲う恐ろしい存在になってしまったのです。
同じ1つの『動物粘土』を使っているにも関わらず、一方はやさしい地底人、一方は悪意を持って暴れる怪獣が出来上がるのは不思議ですね。
いずれにしても『動物粘土』の創り損じは適切に処分するか、別の形に作り変えてしまうのがおすすめですね。
動物粘土は繁殖します
のび太が創った地底人は最初はたったの2人。
ところがそれらが子どもを産み、反映し、地底国はどんどん発展します。
粘土でも繁殖能力があるので、いたずらに生き物を創ってしまうとあとで後悔するかもしれません。
このひみつ道具はこの巻で読めます