本物の潜水艦そっくりな『原子力潜水艦型ゼンマイ式潜地艦』。
おもちゃではありますが、雰囲気を楽しむ分には十分です。
エッチなのび太の恩恵
ジャイアンとスネ夫に追われ、ランドセルを裏山に置きっぱなしにしてしまったのび太。
『原子力潜水艦型ゼンマイ式潜地艦』は潜水艦のように地面を潜って移動できる乗り物ですが、おもちゃなので500メートルごとにゼンマイを巻く必要があります。
ドラえもん35巻「ゼンマイ式潜地艦」P144:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
その弱点をスネ夫に見抜かれてピンチに陥る2人でしたが、のび太がしずかちゃんのお風呂場に逃げ込んだことで発見を回避し、無事ランドセルを取り返すことができました。
超大型なおもちゃ
地面を潜航して目をくらませる点など、『原子力潜水艦型ゼンマイ式潜地艦』はおもちゃにしてはかなり高い性能を持っていることがわかります。
立派なミサイルを搭載しているようにも見えますが、おもちゃなので当然使うことはできません。
地上の様子を観察
潜望鏡を使えば地下から地上の様子を覗き見ることができます。
ただし、明らかに不自然な見た目なので敵に追われている時に使うのは危険です。
隠密行動にも不向き
『原子力潜水艦型ゼンマイ式潜地艦』からは絶えずスクリュー音が響いており、子どもが地上からでもキャッチできる音を発しているため、隠れて移動することには全く不向きです。
ドラえもん35巻「ゼンマイ式潜地艦」P145:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
あくまでもおもちゃであることを認識し、適切な行動をとるようにしましょう。
ドンブラ粉(ガス)と組み合わせ
ひみつ道具『ドンブラ粉』『どんぶらガス』を使うと体が地面に潜るようになります。
これを利用すると、誰か一人を船外に配置し、『どんぶら粉(ガス)』を使って地面に潜る準備をし、ゼンマイに絶えずしがみついて地中を移動し、ゼンマイが切れそうなタイミングで地中でゼンマイを巻くのです。
そうすれば理論的に『原子力潜水艦型ゼンマイ式潜地艦』はこれまでと比べ物にならないほど長時間移動し続けることができるのです。
もちろんゼンマイを巻く係の人が大変なのは言うまでもありませんが・・・。