ココロチョコ

『ココロチョコ』を食べるとみんなで心を1つに同じことを考えて同じ行動をとるようになります。

ジャイアンをのけものにしよう

いじめっ子でわがままなジャイアンをのけものにしようとみんなで団結しますが、暴力の前にはなすすべがありません。

そこでのび太は『ココロチョコ』をみんなで食べてのび太と同じ思考・同じ行動をとるようにしたのです。

ココロチョコ
のび太と心をあわせよう

ドラえもんプラス1巻「ココロチョコ」P53:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

ところがしずかちゃんと遊びたいという気持ちや昼寝をしたい気持ちも伝わってしまい、意図しないところで影響が出てきてしまったのでした。

思考と行動を真似します

最初に『ココロチョコ』を食べた人の思考と行動が基準になり、残りのチョコをみんなで分けて食べると伝染していきます。

効果は1日だけですが、同じ人間が何人も登場することになるので気味の悪さを感じるかもしれません。

いじめを助長するかも?

ジャイアンを仲間外れにする目的で使われた『ココロチョコ』ですが、冷静に考えるとなかなかぶっ飛んだ使い方です。

ドラえもんのストーリーでは連載当時と今の時代の価値観が異なるシーンがたまに見られ、これもその1つではないでしょうか。

子どもたちのいじめにつながる恐れもあり、使い所が難しいひみつ道具といえるでしょう。

しずかちゃんの正論

「大勢が同じことを考えるのは気持ち悪いと思う」

ココロチョコとしずかちゃん
しずかちゃんの意見

ドラえもんプラス1巻「ココロチョコ」P56:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

しずかちゃんはハッキリと自分の考え方を口にしていますが、これは本当にその通りだと感じます。

特に日本人は意思に反して周りに同調することが多く、それが普通と思いがちなのですが、自分の意見をしっかりもって行動できるタイプの人が少ないのでしょうね。

おすすめの記事