『マジックボックス』は遠隔で操作できる不思議な筒と箱の総称です。
ジャイアンから本を取り返せ
ジャイアンに貸した雑誌が1ヶ月も返ってこないのび太は、ドラえもんの『マジックボックス』を使ってジャイアンの家に潜入し、本の奪還作戦を決行します。
藤子F不二雄大全集ドラえもん4巻「マジックボックス」P279:小学館
不思議な筒に翻弄されてしまったジャイアンだったのですが、筒の正体がのび太だとわかると突然家に押しかけてきたのです。
その途中、野良犬を怒らせるように仕向けたのび太の機転のおかげで、なんとか難を逃れることに成功したのでした。
筒を自由に操作します
『マジックボックス』は人が入れる大きな箱と、小さな筒がセットになったひみつ道具のこと。
箱に空いた3つの穴に、それぞれ目、手、足を突っ込むことで筒を遠隔操作できるのです。
分身、誕生
『マジックボックス』を使うとまるで自分の分身が誕生したかのような感覚になります。
もし相手に存在がバレてしまっても、筒になりすませばやり過ごせる可能性はあります。
筒だけ見ても相手には何がなんだかわかりませんので、上手にその場を切り抜けることができるでしょう。
場所を取る割には・・・
『マジックボックス』は身代わりを動かすことができるメリットの反面、意外と設置場所を広く要求されます。
電話ボックス並みの箱を置いてその中から操作しますので、ある程度のゆったりした場所が必要なのです。
万が一筒が取られてしまうと奪還するのはなかなか難しく、空を飛べたり音声を伝えるなどもう少し多機能になれば嬉しいですね。
このひみつ道具はこの巻で読めます