周囲の音を録音して成長する『ミミダケの菌糸』を紹介します。
諜報活動にミミダケ
ジャイアンたちが自分の悪口を言っているかもしれない、と感じたのび太は、ドラえもんから『ミミダケの菌糸』を受け取り、空き地にしかけます。
『ミミダケ』は周囲の音を録音して成長するきのこで、『ミミダケの菌糸』から成長するのです。
ドラえもんプラス5巻「ないしょ話…」P25:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
案の定、ジャイアンとスネ夫はのび太をいじめるために陰口を叩いていたのですが、復習を思いついたドラえもんとのび太のとった行動とは・・・?
気になる箇所に菌糸を仕掛けよう
『ミミダケの菌糸』は木にふりかけることで周囲の音を栄養にして育ちます。
音を録音するわけですが、専用プレイヤー『シャベリップ』の葉の上に『ミミダケ』を乗せると音が再生される仕組みです。
いろいろな音を録音し、ミミダケコレクションを揃えるのも楽しいかもしれません。
ピンポイントで狙うのはかなり難しい?
『ミミダケの菌糸』は周囲の音を栄養に育ちますが、ねらった音だけを録音するのはかなり困難を極めると思われます。
虫の鳴き声や風の音などかなり小さな音も栄養にして成長する『ミミダケ』ですが、おそらくある程度成長するとそれ以上は大きくならないものと予想されます。
つまり、本来録音したかった音を録る前に、周囲の音の影響で想定以上にきのこが育ってしまうのではないでしょうか。
ドラえもんプラス5巻「ないしょ話…」P26:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
のび太が菌糸をしかけた空き地でも、道路を走る車の騒音だったり人の話し声が多少なりとも入っているはずで、のび太がジャイアンたちの会話を録音できたのは運がよかったと解釈することもできるでしょう。
このひみつ道具はこの巻で読めます