水を様々な形状に変化させることができる『水加工用ふりかけ』。
発想次第で乗り物やビル、服などあらゆるものを作ることが可能です。
夢が広がる水加工用ふりかけ
夏の暑い日中を過ごすため、ドラえもんは『水加工用ふりかけ』で作った水ふとんで涼を取っています。
水を布団みたいに柔らかくしたり鉄のように硬くしたり、あらゆる形状に変化させることができる『水加工用ふりかけ』。
ドラえもん23巻「水加工用ふりかけ」P83:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
海の水を使って巨大な家を作ることを計画したドラえもんとのび太は早速行動に移します。
ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんも誘って夢の水ビルが完成したと思ったのもつかの間。
ドラえもんのうっかりによって『水もどしふりかけ』を使ってしまったがために、苦心の水ビルは一瞬のうちに崩れ去ってしまったのでした。
ドラえもん23巻「水加工用ふりかけ」P91:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
想像力がものをいう
『水加工用ふりかけ』を使って水の形状を変えたところで、本人の想像力次第で使いみちは大きく変わってきます。
のび太のように昼寝用の水ビルを作る人もいれば、海の乗り物や服を作ることもできるわけです。
子どもならではの発想力があるからこそ活きてくるひみつ道具といえるでしょう。
専用の巨大バージョンもある
水を加工して巨大な建築物を作る場合は『水ビル建築材』を使うと効率的です。
その時には専用の巨大なふりかけアダプターも用意されているんですね。
ドラえもん23巻「水加工用ふりかけ」P86:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
色々なバージョンが用意されているところを見ると、未来の世界で水は貴重な資材の1つとして使われていることが予想できます。
安全性に難あり
せっかく苦労して作った水の生産物だとしても、誰かがうっかり『水もどしふりかけ』を使ってしまえばすべて水に戻ってしまいます。
このデメリットがある以上、水を建造物に使ってしまうと誰でも簡単に水に戻すテロを起こすことが可能です。
実際に人が住むぐらいの巨大建築物を作る場合は、特に上空からの散布を防止する設備を用意した上で対応しないと、大変なトラブルを引き起こす恐れがありますね。