『ネンドロン』を振りかけると、まるで粘土みたいに対象物がグニャグニャになり、形を自由に変えることができます。
カオスな粘土
友達の前で鉄の棒をグニャグニャと曲げるのび太。
実はドラえもんが『ネンドロン』を振っていたおかげで粘土みたいに変形したのです。
ドラえもんカラー5巻「ネンドロン」P47:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
その秘密をスネ夫に知られて『ネンドロン』を奪われてしまうのですが、適当に顔を整形したものだからさぁ大変!
スネ夫のママと一緒に顔の形がわからなくなるほど変形してしまい、地獄絵図と化したのでした。
ドラえもんカラー5巻「ネンドロン」P53:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
粘土で遊ぼう
『ネンドロン』を振りかけたものは柔らかくなり、手で形を自由に変えられるようになります。
時間がたつとそのままの形で固定しますが、再び『ネンドロン』を使うとあらたに変形可能です。
変形したものは戻らない?
一度変形したものを元の姿に戻そうとしても、普通は二度と戻ることはありません。
ましてや粘土みたいに柔らかいものは難易度が高く、下のコマのような状況を元に戻すのは無理じゃないでしょうか?
ドラえもんカラー5巻「ネンドロン」P48:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
いざとなれば『復元光線』を使うとなんとかなりそうですが、『ネンドロン』は気軽に使うと危ないかもしれませんね。
本当の悪者はスネ夫?
昔のドラえもんでは、実はジャイアンよりもスネ夫がいじめっ子、問題児として描かれています。
率先してのび太をいじめたり、なんならジャイアンもスネ夫の言うことをおとなしく聞いている側なのです。
『ネンドロン』でいたずらをしかけたり、家具を変形させたり、ママの顔をぐちゃぐちゃに壊してしまうなど、とにかく周りに迷惑をかける問題児的な立ち位置でした。
登場人物は同じでも、当時と今の設定は異なることがあります。
こういう違いを楽しむのもドラえもんの楽しみ方の1つといえるでしょう。