『人間カメラシャッター』を使って人間をカメラとして使いましょう。
のび太のカメラ
のび太がテストで久々に65点という高得点(?)を取ったことを記念し、家族写真を撮影しようということになりました。
ところがパパが友人宅にカメラを忘れてしまって写真が撮れないことが判明し、夫婦喧嘩が始まってしまったのです。
ドラえもんは『人間カメラシャッター』を使い、ドラえもん自身をカメラに変えて写真を撮ることに成功したのでした。
藤子F不二雄大全集ドラえもん9巻「人間カメラはそれなりに写る」P555:小学館
人間がカメラになります
『人間カメラシャッター』は人の頭に取り付ける小さなボタンで、それを押すと人の目をレンズとして見た瞬間を写真として切り取ることができます。
まさか人間がカメラになっているなんて誰も思わないでしょうし、こっそり隠れて写真を撮影するのに向いています。
記憶を遡ることもできます
『人間カメラシャッター』を使えば過去の記憶を遡って思い出している情景を写真として出力することができます。
その時の様子をしっかり思い出すことができれば写真は鮮明に写り、少しでも記憶違いがあればその通りに写真に浮かび上がります。
藤子F不二雄大全集ドラえもん9巻「人間カメラはそれなりに写る」P558:小学館
例えばこれは、無くなってしまったはるか昔の写真を復元したり、何かの事件捜査のため証言を映像化するときに使えますね。
写真、汚くない?
撮影した写真は実は口から出力されます。
カメラになっている本人は特に違和感はないようで普通な様子をしていますが、よく考えるとこれって唾液まみれでは?と勘ぐってしまいますね。
とはいえ、人をカメラにする以上それ以外に写真が出力される適切な穴はないかもしれません。
シャッターのボタンそのものからポンっと飛び出す仕組みにすればいいのでしょうね。
このひみつ道具はこの巻で読めます