『王国シールセット』を貼ると主従関係が生まれ、上には逆らえないような仕組みが生まれます。
のび太王国
もし自分が王様だったら、誰にも馬鹿にされずにやりたい放題!と考えるのび太は『王国シールセット』を使って王様として君臨するようになります。
藤子F不二雄大全集ドラえもん8巻「のび太王国誕生」P648:小学館
王様はもちろんのび太ですが、それ以外の人たちの不満が次第に募っていることにのび太は気付きません。
スネ夫の知恵によってのび太は権力を失い、みんなから追われる立場になってしまったのでした。
役割を決めるシール
『王国シールセット』は王様、お妃、騎士、大臣などの役割を決めるためのシールです。
上からの命令は絶対で、その権力を正義に使おうと悪に使おうと、決めるのはあなた次第です。
チョークが要
『王国シールセット』には専用のチョークが用意されていて、絶対的な主従関係が生まれるのはチョークで囲んだ範囲の内側だけです。
街全体をチョークで囲みたいところですが、チョークはすぐ無くなってしまうというデメリットがあるため、生活圏すべてを支配するのは難しいでしょう。
スネ夫はこのチョークの特性を活かし、のび太を意図的にチョークの外に誘導したことで支配から逃れ、のび太を追い詰めるようになったのです。
主従関係に関する道具
『王国シールセット』のような主従関係を生み出すひみつ道具は他にもあります。
『階級ワッペン』『雲の国王冠』『おこのみ建国用品』『署長バッジ』などなど、使うための条件は様々ですが、効果が続く限り絶対的な権力を得ることができます。
のび太がこの類の道具を手にすると、普段の彼からは想像ができないほど独裁体制を敷いていつも痛い目にあうんですよね。
このひみつ道具はこの巻で読めます