『さとりヘルメット』をかぶると周囲30メートル以内にいる人の心の中をよむことができます。
のび太、決死の大作戦
ムシャクシャして周囲に当たり散らすジャイアンから身を守るため、のび太はドラえもんから『さとりヘルメット』を借ります。
ドラえもん39巻「さとりヘルメット」P96:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
周囲30メートルにいる人の心の中をよむことができ、調子に乗ったのび太がジャイアンに近づきすぎたことが原因でヘルメットを奪われてしまいます。
心を読むジャイアンは無敵で、いたずらするわ暴力を振るうわやりたい放題。
果たしてジャイアンから『さとりヘルメット』を取り返すことはできるのでしょうか?
相手の本音を見抜きます
『さとりヘルメット』があればどんなウソでも瞬時に見抜くことができます。
周りの人の声が勝手に聞こえてくるのでうるさく感じることもあるでしょうけど、人の考えていることが理解できるのは新鮮な感覚でしょう。
悪用、厳禁
本音と建前が使えない生活は苦しくなるかもしれません。
『さとりヘルメット』を悪用しようと思えばいくらでも方法がありますが、秩序を守るためにも悪意を持った使い方はやめましょう。
大きく目立つのがたまにきず
『さとりヘルメット』をかぶっている人は明らかに目立ってしまうため、自然と周囲の注目を浴びてしまいます。
あえてそういう設計にしていることも考えられますが、誰にも気付かれずこっそり心の声を聞こうとしても相手にバレる可能性も高いですね。
無意識が唯一の対策
『さとりヘルメット』を使っている人に対する唯一の対抗策は無意識でいることです。
何も考えていなければ思考が読まれる心配もないわけです。
ただしその境地を維持するのは至難の業と思われます。
頭を空っぽにしようとすればするほど、人は余計なことを考えてしまいますよね。
ドラえもん39巻「さとりヘルメット」P100:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
気付かれずこっそり近づくためにはのび太のように完全無意識(『人間コントローラー』で操られている)になるしかなさそうです。