ダイヤルを回すことで先の方が透けて見える『スケスケ望遠鏡」』という望遠鏡型のひみつ道具です。
無くした万年筆をさがせ
のび太がこっそりパパの万年筆を借りたところ、スネ夫の家で無くしてしまいました。
パパが探していますが、スネ夫に「どこにもない」と言われ手詰まりの状態でした。
そこでドラえもんはスケスケ望遠鏡を取り出し、スネ夫の家の探索を始めてみると、タンスの裏に財布と一緒に落ちているところを発見!
ドラえもん4巻「スケスケ望遠鏡」P115:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
スネ夫にそのことを伝えると、ようやく万年筆を回収することができました。
便利な反面、問題も
人の家に忘れ物をしたり、自分の家で大事なものをなくして、タンスの裏などを探すときにはものすごく便利なひみつ道具ですね。
探偵業をしている方とか、警察などが内密に捜査するときにも重宝しそうです。
しかし、裏を返せば悪いことにも使えるわけで・・・。
人の家のプライベートを覗けてしまうので、悪用されてしまう可能性もありますね。
しかも、ドラえもんのひみつ道具全てに言えることですが、「未来では子どものお小遣い程度の金額でひみつ道具が買えてしまう」というメリット(デメリット?)もあるので、それを考えるとちょっと怖いですね。
スネ夫のママが言っていた「気味が悪いザマス」というのも本音でしょうね。
ドラえもん4巻「スケスケ望遠鏡」P115:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
物を通して見える仕組み
物質は原子と原子の結びつきでできていますが、その間をぬって、隙間から見えた映像を画僧処理して一つの映像にしています。
もちろん今の技術では到底実現は不可能ですが、さすが未来のひみつ道具です。
使うと面白そうなシーン
スケスケ望遠鏡を使うと面白そうなシーンを集めてみました。
- ピラミッドの内部探索
- 海底の様子をさぐる
- 地面を見て、地球の内部をさぐる
- 地面を見て、反対側のブラジルの様子を知る
- 月を見て星の内部を調べる
- エンジンが動いているところの仕組みを知る
などなど。
普段は人が立ち入ることができない場所や、危険な場所を調べるとおもしろそうです。
学習資料としても役に立ちそうですね。
似ているひみつ道具
スケスケ望遠鏡に似たひみつ道具に『透視めがね(コミック6巻)』があります。
壁を通して部屋の中を見るためにドラえもんが出した、虫めがね型のひみつ道具ですが、これと性能はほとんど同じです。
拡大して遠くを見ることができるぶん、スケスケ望遠鏡のほうが使い勝手がよさそうですね。
注意して使おう
無くしたものを探せるという点については評価ができますが、プライバシー侵害の点から見るとマイナス点が大きいひみつ道具といえるでしょう。
結局のところ、道具を使う人の考え方次第で、ひみつ道具は正義にも悪にもなってしまいます。
スケスケ望遠鏡が開発される頃までには、正しい道徳心を身に付けた人がたくさん増えたらいいですね。