物の価値を判別し、品物を入れると引き換えにお金を出してくれる『自動質屋機』。
不用品の処分や、まとまったお金が急に必要になった時に使えます。
物の価値を正しく判断します
いつもドラえもんを頼りにするのび太ですが、さすがにこればかりはドラえもんもどうしようもないという悩みがあります。
それは『お金』。
さすがのドラえもんもお金を工面することは難しいと考えていたのですが、なんとかするといって用意してくれたのが『自動質屋機』でした。
品物の価値に合わせてお金を出してくれることを知ったのび太は片っ端から不用品を投入し、マンガ1冊分のお金をかきあつめることに成功します。
ドラえもん18巻「自動質屋機」P90:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
一方、売れない絵かきのおじさんは絵の道をあきらめて故郷に帰ろうと思っていました。
試しにおじさんの絵を『自動質屋機』に入れてみると、なんと100万円もの大金が出てきたではありませんか!
そう、自動質屋機だけはおじさんの才能をしっかり認めていたというわけです。
その後すぐ、画廊の関係者がおじさんの絵を買い求めに来たのは言うまでもありません。
ドラえもん18巻「自動質屋機」P93:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
お金が入る、物が片付く。一石二鳥!
『自動質屋機』を上手に使うことで、お金も手に入るし身の回りがすっきりするし、一石二鳥ですね。
大掃除の時だけでなく、普段の生活でも整理整頓の習慣が身に付きそうです。
出てきたお金を戻すと品物が返品されるという仕様もうれしいですね。
ゴミを拾ってお金儲けも!
現代の日本ではまだまだ使える物もたくさん廃棄されています。
『自動質屋機』があればゴミの量を減らしながらお金も手に入るわけなので、これほどありがたいひみつ道具はありません。
ドラえもんの道具は基本的にお金儲け目的で使うのは禁じられていますが、ゴミを片付けるという大義名分があれば罪に問われる可能性も低いかもしれませんね。
美術の才能発見機としても有能
物の価値を正しく判断する能力を活かし、芸術分野での活躍も期待される『自動質屋機』。
自分が作った作品を投入し、本当に才能がある人であれば大金が出てきますね。
ドラえもん18巻「自動質屋機」P91:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これを利用して優れた美術の才能を発掘する目的で使うこともできます。
実は自分には絵の才能があった!と気付く人もいるでしょうし、逆に諦めがつくという人もいるでしょう。
将来の人生を左右しかねない『自動質屋機』。使い方によっては非常に優秀なひみつ道具といえるでしょう。