設計図通りの建物を自動的につくってくれる『自動万能工事マシン』。
雲の王国建設で役立ちました。
これが本当の天国?
家の付近の騒音に嫌気が差し、ドラえもんと一緒に雲をつかった王国をつくることを決めたのび太。
雲をかため、位置を固定し、のび太設計のもとで天国作りが進められます。
『自動万能工事マシン』で雲を吸い取って設計図通りに建物が作られる様はまさに圧巻!
ドラえもん34巻「ひるねは天国で」P162:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
完成した雲の王国は素晴らしい仕上がりでしたが、地域住民からの苦情を受け、結局は失敗に終わってしまったのでした。
アイディア勝負のひみつ道具
設計図通りの建物を作る『自動万能工事マシン』は、設計図さえしっかり出来上がっていれば完成する建物も素晴らしくなります。
一流のデザイナーを起用して設計図をつくるなど、最も力を入れるパートですね。
素材を用意する必要あり
『自動万能工事マシン』は大量の素材を必要とするため、雲や海水などほぼ無制限に採取できるものが好ましいですね。
水ビル建築材との違い
ドラえもんとのび太は海水を使った水ビルを建築したことがありますが、その時に登場した『水ビル建築材』も素材を吸って自動的にビルを作る点で非常に似た効果があります。
ただし水ビルのほうは色付け用の『水加工用ふりかけ』をセットすることができるため、こちらのほうが優れていますね。
のび太の発想力がものをいう
ドラえもんのひみつ道具をいつも台無しにしてしまうのはのび太の奇抜な発想力のせいですが、クリエイター観点で見ればのび太の発想力は素晴らしいものがあります。
ドラえもん34巻「ひるねは天国で」P160:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
雲の王国の全ての建築はのび太の考案・指揮によるもので、理想郷の生みの親でもあるわけです。
常識にとらわれない考え方ができるのび太の発想力には目を見張るものがありますね。