これで大地震がきてもへっちゃら!
『地震訓練ペーパー』で揺れに慣れましょう。
地震の恐怖を克服せよ
ママが階段から転げ落ちた振動を地震と勘違いして家から逃げ出すほど弱いのび太。
ドラえもんは『地震訓練ペーパー』で人工的な揺れを作り、のび太が地震に慣れるように仕向けます。
繰り返しの訓練の結果、大地震でも平気で寝られるようになったのび太でしたが、いざ本当に地震がきても全く気付かなくなってしまい、慣れすぎるのもまた問題だと言われてしまったのでした。
ドラえもん34巻「地震訓練ペーパー」P153:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
疑似地震を体感しよう
『地震訓練ペーパー』に乗り、メモリで震度を調節して人工的な揺れを体感しましょう。
震度3程度であれば日本人はよく遭遇しますが、震度5〜7の災害級の揺れは経験がない人も多いですよね。
日頃からこういうひみつ道具を使って揺れの恐怖感を知っておくのは大切なことかもしれません。
のび太の行動は実は正しい
ストーリーでは、揺れを感じた瞬間に家を飛び出るのび太の様子が描かれています。
ドラえもん34巻「地震訓練ペーパー」P146:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
命を守る行動をとっさに取れるのは実は難しいことで、のび太の弱腰が逆に正解ともいえます。
もちろん地震の時にすぐ屋外に出るのは必ずしも正しいとはいえませんが、即座に避難する行動力はあっぱれです。
本当に怖いのはその後
『地震訓練ペーパー』は地震の揺れの恐怖を克服するものですが、本当に怖いのは地震そのものではなく、それに伴う建物の崩壊や津波なのです。
訓練という名前を使うのであれば、例えば『さいなんくんれん機』と組み合わせて津波を疑似体験するなど、より本格的な訓練につなげると効果的ですね。
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このひみつ道具はこの巻で読めます