『実物ベニヤ』に絵を書くと、まるで本物のような情景を生み出します。
木材加工で遊ぼう
寒い冬、ストーブが壊れてしまって困り果てているドラえもんとのび太。
ドラえもんは『実物ベニヤ』にストーブを描いてその場をやり過ごします。
藤子F不二雄大全集ドラえもん13巻「実物ベニヤ」P176:小学館
夏が好きなのび太は真夏の太陽や海をベニヤに描き、のび太の部屋だけ真夏に早変わりします。
遊びに来たジャイアンとスネ夫が場所を占領してしまったので、ドラえもんはこっそりベニヤにある細工を施すのです。
ベニヤとイラスト
『実物ベニヤ』に描いたイラストや風景はまるで本物のように動いたり温度を感じることができます。
太陽を描けば冬でも汗をかくほど暑くなり、波を描いてたくさん並べると畳の上で泳ぐことだって可能です。
実はお芝居
実は『実物ベニヤ』はお芝居用の小道具制作のために存在しているひみつ道具です。
そのため、例え波が出ているように見えて実際に泳げても、体や服は濡れません。
体感はほんものそっくりなのですが、物理的な影響はないのです。
描き換えることも可能
一度描いたイラストは消しゴムで消してまた別のイラストを描くことができます。
絵が得意な人は自分の好きなようにアレンジができるため重宝されることでしょう。
接触注意
『実物ベニヤ』を切って使うこともできますが、あくまでもベニヤ(木材)であることを忘れないようにしましょう。
切れ味が鋭いため、近くで暴れるとあやまって接触して怪我してしまう可能性があります。
のび太のように、部屋に『実物ベニヤ』を大量に並べて波を表現して隙間で泳ごうとする場合、必然的に触れてしまう環境になります。
十分注意したいですね。
このひみつ道具はこの巻で読めます