物を一時的に見えなくする『かたづけラッカー』。
部屋が散らかっている時に急な来客があったときに便利なひみつ道具です。
すべてを消してしまえ!
散らかっている部屋に『かたづけラッカー』を吹きかけ、あたかも掃除したかのようなピカピカな状態を作り出したドラえもん。
ドラえもん17巻「かたづけラッカー」P108:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
調子に乗ったのび太はラッカーで家具を消したり、ジャイアンやしずかちゃんにいたずらを仕掛けます。
一方、のび太の家ではパパとママが見えなくなった家具につまづいて転んだりケガをしていて、犯人ののび太を探しているではありませんか!
身の危険を感じたのび太は自ら消えようと『かたづけラッカー』を自分に吹きかけますが、ラッカーが足りなくなり、服だけ消えてしまうというオチを迎えるのでした。
ドラえもん17巻「かたづけラッカー」P113:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
物の存在が消えるわけではない
『かたづけラッカー』を使うと物が見えなくなるだけで、存在が無くなるわけではありません。
のび太のパパやママのように見えない机につまづいたり、消えた電柱にぶつかったりするので、日常生活を送ることが困難になるでしょう。
一時的に身を隠したい時や、短い時間で部屋をキレイに見せる時には有効的でしょう。
透明人間の誕生
ラッカーを体にふきつけると透明人間になります。
ドラえもん17巻「かたづけラッカー」P110:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これを使えばこっそりいたずらすることもできますね。
ただし、完全に身を隠すことはできるものの存在はあるわけなので、赤外線センサーや匂い探知機を騙すことはできません。
『かたづけラッカー』を使った犯罪は諦めたほうがいいかもしれませんね。
似たひみつ道具
かたづけラッカーと似た効果のあるひみつ道具としては『とうめいマント』『かくれマント』があります。
どちらも姿を見えなくするための道具ですが、ラッカーのように吹き付けるタイプではないところに違いがあります。
マント系は上から被せる必要があるため、かたづけラッカーのほうが使い勝手がいいかもしれません。
しかしラッカーを使いすぎるとすぐに残量が無くなってしまうリスクもあるため、状況に応じてマント系と使い分けが重要ですね。