世界中どこの空気でも中継することができる『空気中継衛星』。
家にいながらハワイ、アフリカ、北極などあらゆる場所を持ってくることができます。
世界のすべてがのび太の部屋に集合
ハワイの空気を詰めた缶詰を返せ!というスネ夫の要望に答えるべく、『空気中継衛星』でのび太の部屋にハワイの空気を持ってきます。
衛星の一を変えれば世界中どこの場所でも中継することができます。
ドラえもん26巻「空気衛生中継」P103:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これに味をしめたジャイアンとスネ夫が独り占めしたところ、スコールが降ったり砂埃が舞ったり竜巻が発生するなど、しっちゃかめっちゃかな結果になるのでした。
ひみつ道具の仕組み
『空気中継衛星』は衛星2つと操作パネルから成る道具で、片方の衛星が世界中を飛び回り、もう片方の衛星から空気を送り出します。
移動衛星は指定場所に瞬時に移動することができ、おそらく『どこでもドア』のような機能を兼ね備えていると思われます。
生き物以外を連れてくる
『空気中継衛星』では現地の風や香り、気温、砂粒や雨粒などを中継することができます。
その理屈でいくと地面や植物も連れてきそうなものですが、そこは都合よくそれ以外のものがもう片方の衛星の下に中継されるのです。
マンガと割り切って読むといいですね。
空間入れかえ機との違い
特定の場所の一部を持ってくるひみつ道具といえば『空間入れかえ機』があります。
チョークで囲んだ場所を指定の場所とそっくり入れ替える効果がありますね。
『空気中継衛星』は主に空気のみを中継するのに対し、『空間入れかえ機』はそこにあるもの全てを持ってきます。
また、前者は中継元の情報を一方的に流すのに対し、後者は丸ごと入れ替えるという違いもあります。
場所の空気だけ欲しい時は中継衛星を、そこにいる人や動物すべてが欲しい時は入れかえ機という具合で使い分けると良さそうですね。